2024/05/05

Taiwan Today

経済

自動車リース世界最大手のエイビス、台湾での事業に着手

2012/06/28
海外資本の対台湾投資誘致に取り組む経済部投資業務処のサイト。(経済部投資業務処の台湾投資ポータルサイトより)

自動車リース世界最大手のエイビスはこのほど、台湾に正式に進出し、6月から台湾でのサービスを開始している。今後、台湾と世界、および台湾海峡両岸をつなぐ、「ワンストップ方式」でレンタカーサービスを提供する。

現在、台湾の自動車リース市場は、800社を超える企業のうち85%以上が保有車両台数20台を下回る小規模の運営で、サービスの範囲は台湾に限られている。エイビスは台湾の自動車リース市場の将来性とニーズを好感し、同社の世界サービス網の175カ国目として台湾事業に着手。世界の顧客、および台湾人観光客の旅行先における交通手段のニーズを満足させるべく、国境を越えたサービスを手掛ける。また、台湾の地元企業向けに自動車リース集中管理のソリューションを提供する。同社は航空や宿泊施設、旅行社、銀行などとの異業種提携を通じ、オールマイティに関連産業を統合していくとしている。

1946年に米デトロイトで創業したエイビスは、世界最大の自動車リース企業で、現在、世界175カ国のサービス拠点5,200カ所以上で事業を展開する。50万台以上のリース用車両を保有し、年間2,000万件以上のサービスを提供している。

外資の対台湾投資では、先ごろから、日本の研磨剤メーカー「フジミインコーポレーテッド」の台湾子会社「台湾福吉米」、日立化成、古河電気工業の回路用電解銅箔の台湾子会社「台日古河銅箔(FCFT)」など、核心技術を持つ日本の大手メーカーも台湾での投資を拡大している。

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