2024/05/06

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経済

国際ボートショー、2014年に高雄で開催へ

2012/06/29
事前記者会見に合わせて高雄のヨットメーカーでパーティーが開催された。(中央社)

高雄では2014年4月、「2014年台湾国際ボートショー」が開催される。「国際ボートショー」が台湾で開催されるのは初めて。展示会場の「高雄世界貿易展覧会議センター(建設中)」は、陸上の展示場と、ヨットハーバーの水上展示エリアを備える計画だ。

この見本市では、250社が600小間を使って、ヨットを中心に、金具や造船、部品、船舶、インテリア、メンテナンスサービス、水上レジャー・観光など周辺産業も含めた展示を行う。ヨット関連の企業間取引(B2B)を目的とした、台湾唯一の見本市として、「見本市参観プラス工場視察」を企画し、バイヤーのニーズを一度に満たすことを特色として打ち出すとしている。

28日には高雄市内のホテルで同見本市の事前記者会見が行われた。経済部国際貿易局の陳銘師副局長は、高雄市はヨット見本市の開催に最適だと指摘。会場の高雄世界貿易展覧会議センターも来年末には竣工する予定だと述べた。同センターは27メートルの吹き抜けで無柱、45メートルの大スパン鉄骨構造とし、大型船舶やヨットの展示もできる専用設計となっている。

中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)の趙永全秘書長(事務局長)によると、世界で2011~2012年のヨット受注隻数が成長を維持しているのは、台湾とイタリア、米国だけとなっている。また、メーカーごとの受注ランキングでは、高雄の嘉鴻(HORIZON)と嘉信遊艇がそれぞれ世界9位、19位となっている。

高雄市の陳菊市長によれば、台湾のヨットメーカーが手掛けた2011年の80フィート以上の大型ヨットの受注隻数は世界7位、アジア1位となっている。また、台湾のヨット専門メーカー35社のうち高雄の企業が19社で、生産額の80%を占める。同市はヨット製造を「旗艦産業」と位置付け、南星計画区にヨット産業専用区を建設している。

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