アジア太平洋経済協力会議(APEC)は6月27日、ロシアのサンクトペテルブルクで「健康と経済に関するハイレベル会合」を開催した。中華民国(台湾)を代表して出席した行政院衛生署の邱文達署長は、「疾患による経済的負担の軽減に向けたライフコースアプローチ」と題した講演を発表。「個人が一生の間にたどる人生の軌跡」を意味する「ライフコース」の視点から、非感染性疾患の予防と管理における台湾の実績やノウハウについて報告した。
邱署長はまた、APECのハイレベル会合出席の機会を利用し、11月14~16日に台北市で開催予定の「2012台湾健康フォーラム」など、台湾で今年度行われる医療・衛生関連の国際会議への参加を広く呼び掛けた。