2024/05/05

Taiwan Today

経済

第10回国際ブックフェア会議、台湾で初開催

2012/07/03
2日に公開フォーラムを行った龍応台文化部長(中央)とPeter Weidhaas氏(左)ら。(中央社)

2年ごとに行われる国際ブックフェア会議(Conference of International Book Fairs)が1日から初めて台湾で開かれている。2日には龍応台文化部長が、国際ブックフェア会議のPeter Weidhaas主席と、「世界から台湾へ、必要とされるブックフェアとは」という議題で公開フォーラムを行った。

Peter Weidhaas氏は、国際ブックフェアを各国で開催することで、互いの文化的差異を知ることができると、そのメリットを強調、「台北の国際ブックフェアを何年か見てきて、台湾は東南アジアの文化センターになれると思う」と話した。

聴衆からの、「台湾をいかにしてアジアの国際的な出版センターに育てるか」との質問に対し、龍文化部長は、今年発足した文化部では映像と出版を統合していく他、今年の二大重要業務は、中国大陸における文化面でのさらなる開拓と東南アジア市場進出の強化だと述べた。

龍部長は、中国大陸における文化面でのさらなる開拓では、政治的なハードルを最低限にし、台湾の書籍を中国大陸に広めていくとしている。また、東南アジア市場については、台湾の文学や流行歌がすでに深い影響を与えているとし、この面でのリンクを今後さらに強めていく必要性を指摘した。

世界国際ブックフェア会議は1994年にスタートしており、今年は10回目。会議の主要目的は、各国のブックフェアの現況、重要課題、世界の出版と文化の発展トレンドを深く知ること。

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