2024/05/06

Taiwan Today

経済

バイテク企業の交流促進する「バイオビジネスアジア」開催

2012/07/25
BBAはヘルスケア産業が成長する中、台湾企業の商機獲得を支援するべく開催された。(工研院バイオメディカルテクノロジー・材料研究所サイトより)

工業技術研究院(工研院)は24日、バイオテクノロジー産業における企業間の交流を目的とした「第11回バイオビジネスアジア(BBA)」を台北市で開催した。今回のテーマは「Asia Pacific Biotechnology : Investing NOW the Future」で、JPモルガンのアジア太平洋ヘルスケア部門のトップであるブライアン・グー氏と、プライスウォーターハウスクーパース(PWC)のパートナーを務める、ジョン・カニングス氏という2人のエキスパートを招いて開かれた。

行政院の張善政政務委員(無任所大臣に相当)は、「現在のバイオテクノロジー産業は、戦略パートナーやスピーディな買収・合併の段階に急激にシフトしている。世界を取り巻く状況が日増しに厳しくなる中で、バイテク企業は戦略的な協力やパートナーシップ確立のモデルを通じてのみ、激しい競争に対応することができ、今後の市場での事業継続が可能となる」と指摘、BBAはこういった企業間協力にふさわしいプラットフォームを提供するものだと述べた。

BBAのホスト役を務めた工研院バイオメディカルテクノロジー・材料研究研究所の邵耀華所長によると、今年のBBAはまた、台湾におけるバイオテクノロジー産業の今後の発展を焦点に議論が行われた。

なお、工研院産業経済趨勢研究センター(IEK)のデータによると、世界のヘルスケア産業の生産額は2015年、5,970億台湾元(約1兆5,477億日本円)に達する見通しだ。BBAでは、こういった流れにおける台湾企業の商機獲得を支援するため、サプライチェーンのあらゆる分野から専門家を招き、現在の投資チャンスについて分析が行われた。

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