中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)は24日、米国のラスベガス観光局(LVCVA)および全米家電協会(CEA)と提携覚書を締結した。TAITRAの葉明水副秘書長と、LVCVAセールス部門のクリス・メイヤー副部長、CEAの李偉中国大陸地区代表が署名にあたった。CEAは毎年ラスベガスで行われる世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」の主催団体。
TAITRAは昨年、米国5カ所目の拠点、ロサンゼルス台湾貿易センターを設置して以来、LVCVAおよびCEAとの交流がより活発となった。葉副秘書長は、「TAITRAが主催する台北国際コンピュータ見本市は今年初め、米CESと提携覚書を交わしたばかり。今回のCEAとの提携は、双方が今後も協力関係の強化に高い期待を抱いていることを示している」と述べた。
米側は台湾のコンシューマー向けエレクトロニクス製品メーカーに向け、来年1月8~11日にラスベガスで開催されるCESへの参加を呼び掛けた。CEAに加盟する米企業は2,000社以上で、同国の家電生産額への貢献は1,900億米ドルに上る。会員企業に対し、市場調査レポートや貿易の機会、および研修講座など、各種のリソースを提供している。