2024/05/06

Taiwan Today

経済

APEC観光大臣会議に毛交通部長が出席

2012/07/26
交通部は各地の観光スポットを結ぶバスサービス「台湾トリップ」でグリーンな観光を推進している。(台湾トリップ公式サイトより)

アジア太平洋経済協力(APEC)の第7回観光大臣会合が24日、ロシアのハバロフスクで開かれた。中華民国(台湾)からは交通部の毛治国部長らが出席し、討議に参加した。毛部長はAPEC観光大臣会合と観光ワーキンググループ会合の目標に関連し、台湾がすでに観光産業を、2009年から相次いで推進する6大新興産業(バイオテクノロジー、観光、グリーンエネルギー、ヘルスケア、高度化農業、文化クリエイティブ)をリードする産業として位置付けていると説明した。

毛部長はまた、台北と、中国大陸の上海、韓国のソウル、日本の東京にある、北東アジアの重要な経済体の4首都の空港を結び、北東アジア黄金航空圏としたこと、およびAPEC内の日本、米国、シンガポールとオープンスカイ協定を結び、地域内の旅客の往来を促進しているという成果を紹介した。さらに、グリーンな観光の推進の成果として、「台湾トリップ(台湾好行)」観光バスサービスと台湾全土の自転車道を紹介した。

最後に毛部長は、年末に開催されるアジア観光旅行業界の一大イベント「台北国際旅行見本市」と、台湾の年中行事やイベントを紹介し、世界の友人たちの来訪を歓迎すると述べた。

なお、観光大臣会合では、ハバロフスク宣言が全会一致で採択された。同宣言は、観光産業は各国の経済発展の重要な経路を提供するものであり、就業機会創出や外貨収入の拡大を可能とするとの内容を確認したほか、旅行の利便性向上や各国の人々の往来の障壁軽減(ビザ円滑化やオープンスカイなど)、旅行者の安全性の確保を2012~2015年の重要な作業目標だとした。

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