2024/04/27

Taiwan Today

経済

2012年の経済成長率は2.08%=行政院主計総処予測

2012/07/31
直近12年間の実質GDP(緑の棒グラフ、単位=兆台湾元)と経済成長率(赤の折れ線グラフ、単位=%)の推移。年号は民国(101年=2012年)、2012年は予測値。(行政院主計総処ニュースリリースより)

行政院主計総処が31日発表した最新報告によると、第2四半期の経済成長率はマイナス0.16%(速報値)で、5月の予測値(0.77%)を0.93ポイント下回った。季節調整済み年率換算(saar)では3.16%となる。また、今年通年の経済成長率は2.08%と予測、5月の予測値(3.03%)から0.95ポイント下方修正した。1人当たり平均国内総生産(GDP)は2万290米ドル、同国民総生産(GNP)は2万862米ドル、消費者物価指数(CPI)上昇率は1.90%(前回5月予測値から0.06ポイント上方修正)との予測だ。

主計総処は、上半期の経済成長率が0.11%にとどまったことについて、世界経済の成長鈍化に伴い、輸出や国内の投資、消費の実績が予想を下回ったことが響いたと説明した。また、第2四半期の数値が予測値を0.93ポイント下回ったことで、通年の経済成長率を0.23ポイント引き下げるとみられる。下半期の経済成長率は5月予測から1.40ポイント下方修正し3.93%と予測、通年の成長率を0.72ポイント引き下げると主計総処はみている。

さらに、ガソリン価格と電気料金の値上げ、豪雨による青果供給への悪影響、干ばつによる国際穀物価格上昇が原因で、国内の物価が押し上げられると主計総処は分析した。

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