中華民国の翁文祺インド駐在代表（大使に相当）はインドで3ヶ所目の「台湾教育センター（Taiwan Education Center）」を年末までに、ニューデリーのジャミア・ミリア・イスラミア大学（Jamia Millia Islamia）内に設置すると明らかにした。同大学は国立大学で、インドの国立大学内に「台湾教育センター」を設けるのは初。
教育部（文部科学省に相当）は現在、インドではハリヤーナー州ソーニーパト県のO.P.ジンダル・グローバル大学（O. P. Jindal Global University）、ウッタル・プラデーシュ州ノイダのアミティー大学（Amity University）に「台湾教育センター」を設置している。インドの教育主管機関が2010年に台湾の大学学歴を全面的に認めて以来、インドの学生たちにとって台湾留学の魅力は大いに高まっている。
中華民国駐インド代表処によると、現在、台湾で学ぶ外国人学生は約5万人。インド人はそのうち500人だという。翁文祺代表は、台湾にはインドと似通った文化と共通の価値感があり、インドの学生たちの留学先として理想の場所の一つだと説明、台湾で1年から3年学べば、学生は台湾の文化大使に育つだろうと期待した。