経済部投資業務処は24日午後、台湾大学医学部付属病院国際会議センターで、「2012台湾投資環境・ビジネスチャンスセミナー」を開催する。研究開発（R&D）サービスとデジタルコンテンツの2分野で事業展開する台湾の外資系企業が講演を行うとともに、台湾の投資環境や産業の発展状況、投資チャンスなどを紹介し、外国企業に向け投資事業の参考にしてもらいたいとしている。
セミナーでは、財団法人商業発展研究院（CDRI）の黄慶堂副院長が「台湾サービス業発展の新たな契機」、工業技術研究院経済趨勢研究センター（IEK）の蘇孟宗主任が「台湾情報通信技術（ICT）応用サービス産業への投資チャンス」と題した講演を行う。さらに、ベルギー系の研究機関IMEC台湾、日系のデジタル・フロンティア台湾（デジタル映像制作）がそれぞれ、R&Dサービス業とデジタルコンテンツサービス業による台湾事業展開の経験を紹介し、関連産業による投資に供する方針だ。
台湾のR&Dサービス生産額は、2001年の24億9,000万米ドルから、2010年には37億2,000万米ドルへと成長し、複合年平均成長率は5％に達している。
2011年のデジタルコンテンツ産業の生産額は200億米ドルで、2010年の174億米ドルから14.89％成長している。特に成長著しいのが電子出版とデジタルアーカイブで、電子書籍や、iPadなどタブレット型パソコンの成長を受け、業界全体が大幅に成長している。また、台頭する巨大な華人市場は、製品開発のアイディアを発揮する舞台とすることができる。
シンポジウム（英語）への参加は無料、Webサイトhttp://www.cdri.org.tw/ezfiles/0/1000/img/95/082401e.html（中国語・英語）での参加申し込みを受け付けている。