台湾中油（CPC）は6日、中国大陸の中国石油天然気股份有限公司（ペトロチャイナ）と共同で、中国大陸の福建省（福州市、アモイ市、漳州市など）においてガソリンスタンド200カ所の展開を計画していることを明らかにした。2社はCPCの「たいまつ」マークを使ったダブルブランドの形式で事業を展開する。この計画は近日中に経済部での審議に送られ、実施は早ければ2014年ごろとなるもよう。CPCは「中国大陸市場への進出が、国内消費者の権益を損なうようなことはない」と強調している。
CPCは、台湾市場は小規模で、ガソリン供給量が需要を上回っていると同時に、同社が人々の暮らしを支えるため価格を近隣諸国で最低水準に保つという任務を負っていると指摘。このような情況のもと、台湾でのシェア75％を握っていても利益を上げることが難しく、さらなる業績を上げるためには貿易や石油化学事業、資源探査に頼るほかないと説明した。
CPCによると、ペトロチャイナとの合弁事業では、段階的に資金を投入し、出資比率は49％を予定している。