英国の国際文化交流機関、ブリティッシュ・カウンシルの台北事務所は14日、ケンブリッジ大学ESOL試験機構が公表した、英語検定試験IELTSの2011年国別平均成績によると、アジアにおける台湾のランキングは前年の2010年から大きく前進し、中国大陸や日本、タイを上回ったと発表した。平均点も年々伸びる傾向にある。
ブリティッシュ・カウンシルは2010年、台湾で「IELTS奨学金」を設立し、海外で修士以上の学位課程に学ぶ年間5人の台湾の学生に、10万台湾元(約26万2,850日本円)の学費補助を行っている。
2012年の「IELTS奨学金」を受ける学生は、まもなく英国のケンブリッジ大学、ロンドン大学、エジンバラ大学といった有名校で、気候変動や動物学・生物学、世界経済などを専攻し、修士または博士課程で学ぶ予定となっている。
ブリティッシュ・カウンシルによると、IELTSは昨年、世界で170万回の試験が行われ、前年比12%成長するとともに過去最高を記録した。