国立故宮博物院と日本の東京国立博物館は23日、故宮博物院の収蔵品の日本展について、2014年6月~9月(12週間)に東京国立博物館で、同年10月~11月(8週間)に九州国立博物館で開催することで基本合意を形成したと発表した。東京国立博物館はさらに、2017年に故宮博物院南院(嘉義県)で「日本宮廷美術精品展」を開催することに同意した。
この件に関し、東京国立博物館の銭谷真美館長らは21日、故宮博物院を訪れ、収蔵品の日本展開催を正式に申し入れた。テーマや展示品は未定で、今後、東京国立博物館が作業チームを故宮に派遣し、双方共同での検討を通じて決定する。
銭谷館長はまた、東日本大震災の被災地復興を支援するためとして、2016年以降に被災地の博物館で、デジタルデータを利用した故宮博物院の収蔵品のマルチメディア展示についても提示し、同院は今後可能性を検討する。