2024/05/03

Taiwan Today

経済

マイクログリッド蓄電システム、金門でのエリア運転スタート

2012/08/29
金門県の金水小学校で28日、マイクログリッド蓄電システムが起動。関係者が太陽電池のパネルがデザインされたスイッチを入れる。同エリアで3ヶ月間運転してから、応用範囲を金門県の他の地区に拡大していく。(中央社)

経済部が中山科学研究院と協力して開発した「マイクログリッド(小規模エネルギーネットワーク)蓄電システム」が28日、離島・金門県の金水小学校で起動、3ヶ月間にわたる同エリアでの運転を開始した。

中山科学研究院によると、移動式の「マイクログリッド蓄電システム」は多機能の移動式電力供給プラットフォームで、風力、太陽光、及びその他のエネルギー源など各種再生可能エネルギーを同時に管理するもの。小規模なエリア用、もしくは移動式の電力供給システムとして使用でき、二酸化炭素の排出量を大幅に減らせるという。また、自然災害、もしくは不可抗力で停電状態となった場合、「マイクログリッド蓄電システム」は3日から7日間は電力を供給でき、緊急事態や災害救助での利用も可能。

同システムのエリア運転は今後、段階的に金門県の大小すべての島嶼へと拡大、金門県におけるバイオマスエネルギーのグリーン産業の発展を促していく。また、木質バイオマスボイラーなどの発電装置との融合、さらには自動車用リチウム電池を蓄電システム内で再利用し、「マイクログリッド蓄電システム」の設置コストを引き下げることを検討していく。

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