2024/05/07

Taiwan Today

経済

台湾の経営者の起業家精神は世界一

2012/09/10
IMDによる台湾の経営者の起業家精神の世界ランキングの推移。(行政院経済建設委員会ニュースリリースより)

スイスの調査研究機関、国際経営開発研究所(IMD)が今年5月に出版した「IMD世界競争力年鑑」によると、起業家精神に関する指標「事業経営者の起業家精神の浸透度」において、台湾は10点満点のうち7.67ポイントで、世界でトップだった。前年から3ランク上げ、共に「アジア四小龍」と呼ばれる香港(3位)や、韓国(16位)、シンガポール(23位)を上回る過去最高の結果だった。

世界経済フォーラム(WEF)のレポートによれば、台湾経済は、その発展においてすでに「効率駆動型からイノベーション駆動型へのシフトチェンジ」の段階から、「イノベーション駆動型」の段階に突入した。経済協力開発機構(OECD)の「Entrepreneurship at a Glance(図表でみる起業家精神)」によると、新たに創業された企業の割合の拡大は、起業家が増加したことを示し、新しいイノベーションを実用化するチャンスがより増大することで、経済成長に寄与するという。これについて、経済部の資料をみてみると、2011年に国内で新設された企業は3万8,231社で、前年から5.62%(2,034社)増加した。また、これら新設企業の資本額は2,579億台湾元(約6,800億日本円)と、前年から35.46%(675億台湾元=約1,780億日本円)の大幅増となり、ここからも台湾の社会に起業家精神があふれていることがうかがえる。

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