経済部は9月28日、「2012年中小企業白書」の資料によると、2011年における台湾の中小企業は企業数、売上高、雇用のいずれも2010年に比べて成長、特に企業数は前年比で2.55％増の127万9784社で過去最高、企業全体の97.63％を占めるまでになったと指摘した。売上高も前年比で4.84％増の11兆2269億台湾元（約29兆8200億日本円）に達し、大企業を上回っている。
経済部では、国際化、地域経済の統合、新興経済体の台頭及び低コスト競争、環境意識の台頭、国際原油価格や原材料価格の高騰に向き合い、これら中小企業は地域経済との結びつきを強め、産業クラスターとしての特色を形成、活用して戦略的な企業提携を推進することで、差別化による競争力を高め、企業のレベルアップと変革を実現するよう提案している。また、生活用品、科学技術製品から包装紙や紡織品まで、中小企業は環境保護のトレンドを積極的に把握すると共に、産業のグリーン化を確実に行っていくべきだとしている。