2024/05/04

Taiwan Today

経済

台湾のアニメが仏カンヌの映像見本市MIPCOMに参加

2012/10/05
冉色斯動画(xanthus digital picture)の「閻小妹」(公共テレビ提供、中央社)

「2012年フランス・カンヌ国際テレビ番組・コンテンツ見本市(カンヌMIPCOM)」が8日から11日まで、カンヌのPalais Des Festivalsで開かれる。台湾からは冉色斯動画(xanthus digital picture) 、頑石創意(Bright Ideas Design)、綺泰動画(Nada Anime)、幻想曲内容(F・Rhythm)など、アニメやテレビ番組の重要な企業11社が参加する。

台湾のアニメ産業は近年、オリジナルの作品と国際的な合作に積極的に取り組んでおり、冉色斯の「閻小妹(YAMEME)」はATF(アジア・テレビジョンフォーラム) Superpitchアニメ部門のグランプリを獲得した他、SICAF(ソウル国際マンガ・アニメーション映画祭)のコンペティションでも入選。今年6月にはさらに、台湾における携帯電話のアプリ・アカデミー短編映画コンクール審査員賞で1位となった。また、同社がスイスのRobi Engler監督と協力して製作した「魔蹤伝奇」では、台湾の先住民族の文化をストーリーの背景としており、動画の多様な特性を発揮した。

頑石創意が自社で製作した3Dテレビアニメ「KATZ FUN」は、全米17州で放送され2500万人が視聴したとされる。台湾が製作したアニメのうち、アメリカの最も多くの地区で放送されたもの。綺泰動画の「星空甜心(StarryHoney)」は2011年にATF Superpitchのアニメコンペティションにノミネートされた。幻想曲内容の「憶世界大冒険(Memory Loss)」の前身である「蝕憶巨獣」もマレーシアのKLIFF最優秀動画賞を獲得、ロシアのBIMINI国際アニメーション映画祭の児童アニメ部門で入選した。

カンヌMIPCOMは世界最大級のテレビ番組とデジタル映像コンテンツの国際的な見本市で、世界のテレビ番組とデジタル映像コンテンツの取引の70%はここで行われる。

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