台湾証券取引所（TWSE）は9日、外資系企業の間では台湾での上場意欲が高まり、上場および上場指導を申請をする外資系企業が増えていることを明らかにした。9月に上場指導を申請した外資系企業は5社で、過去2年で単月最高を記録した。
今月5日には、小型家電製品の研究・開発（R&D）と製造を手掛ける艾美特（AIRMATE）、および3C（コンピュータ、通信、家電）製品向け金属材料メーカーの鎧勝控股（CASETEK HOLDINGS）が、.第一上場を申請した。上場の意向を示す業界は、3C・電子産業のほか、食品加工、医薬品商社、スーパー、百貨店など多様化する傾向にある。
今年度は現時点で17社が上場指導申請をしている。上場審査を終え上場準備が整っているのは鼎固、東科控股（Eastern Technologies Holding）など5社、主幹事証券会社の指導を受けている企業は35社に上る。