2024/05/05

Taiwan Today

経済

新船建造許可情報はWCPFCに通報済み:漁業署

2012/10/15
(行政院農業委員会漁業署サイトより)
国際的な環境保護団体、グリーンピースは12日、行政院農業委員会漁業署が過度に多い遠洋漁船の建造を許可したとして抗議。グリーンピースは、台湾が今後も巾着網漁船と延縄漁船を建造すると疑い、漁業資源の枯渇につながると懸念している。これに対して漁業署は12日、グリーンピースの主張は事実と異なると反論、台湾の漁船は早くから管制されており、新船の建造は従来の船の淘汰があって初めて認められると説明した。また、台湾で造られる外国の漁船についても、建造には、船籍のおかれる国が国際的な規範に合致するよう管理することを約束する必要があり、台湾が国際的な漁業組織から漁船の建造許可で疑われたことはないと説明した。 漁業署が12日に述べたところによると、漁船の建造は1989年より全面的な制限を実施し、「漁船建造許可及び漁業許可証発給準則」で漁船の建造許可を規定している。一般漁船(延縄漁船含む)は同じ規模の旧型船舶を淘汰して取り替える形でなければ建造を許可しない。 漁業署は、台湾の造船技術は高く、近年、海外の業者が建造コストを考慮して台湾で新船を造る傾向があると説明。その上で、中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)が巾着網漁船の建造を管理する明確な規範を設けていない今の時点で、台湾はすでに船の長さとトン数で、淘汰交換の形での管理に乗り出しており、台湾で造られる外国の巾着網漁船についても、台湾の規範に合わせて進めていると述べた。 また、新船の建造を許可した際には、「建造許可情報」をWCPFCの事務局を通じて各会員国に通知しており、情報は完全に透明だと強調した。

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