財団法人資訊工業策進会産業情報研究所（MIC）は16日、「2013年における世界の情報通信産業発展トレンド」記者会見を開き、台湾の通信産業の全体的な生産額は来年、2兆3200億台湾元（約6兆2633万日本円）に達すると予測した。前年比の成長率は14.2％。そのうち移動通信の生産額の成長は主にアップル、ソニーからの受注及び高速通信サービスLTEの台頭によるもの。ワイヤレス・パーソナル・エリア・ネットワーク（WPAN）の成長率は20％に、また、有線通信を監視制御する製品の成長率は30％に達すると予想した。
MICではまた、台湾の今年の通信産業の全体的な生産額は2兆291億台湾元（約5兆4784億日本円）と予想、前年比で12.3％成長すると見ている。移動通信産業はスマートフォンの普及が引き続き成長を牽引、今年の生産額は1兆3538億台湾元（約3兆6551億日本円）で13.6％増。無線LAN産業は915億台湾元（約2470億日本円）で12.5％成長する。有線通信産業は2965億台湾元（約8005億日本円）で12.3％成長する。
MICではタブレット型PCとスマートフォンが来年も引き続き、世界の情報通信製品の主要な成長エネルギーになるとしている。