交流サイト（SNS）大手の米フェイスブックは15日、開発者が自作のアプリケーションプログラムを競う、同社主催の「フェイスブック開発者世界ハックコンテスト（Facebook Developer World HACK Competition）に関し、8月末の米テキサス州オースティンを皮切りに、その後ブラジルのサンパウロ、台北、ロシアのモスクワ、ドイツのベルリンといった世界12都市を巡回、1カ月半の開催期間を経て終了したと発表した。このコンテストでは、台湾のXDite（鄭伊廷）さんとZhusee Zhangさんのチームが開発したアプリ「paperclip.io」が最優秀賞である、世界ハック大賞（Grand Prize of World Hack）を受賞した。
台湾チームのフェイスブック向けアプリ「paperclip.io」は、ユーザーが自身が「いいね！」ボタンをクリックした書き込みの内容をインポートしてテキストやサイト、書籍、映画、レシピといった種類別に分類し、後から検索できる機能を提供、ユーザーの利便性を大幅に向上することが可能となっている。
同コンテストは、世界各地の2,000人以上の開発者が参加。1カ月半の開催期間中、各開発者がフェイスブック上のアプリケーションプログラミングインタフェース（API）や、モバイル向けソフトウェア開発キット（SDK 、Software Development Kit）とオープングラフ（Open Graph）を利用、330以上のアプリを開発した。