2024/04/29

Taiwan Today

経済

蘭嶼での放射線検査で異常なし:原能会

2012/10/18
原子力エネルギー委員会では17日、離島・蘭嶼で放射線に関する調査を行った。(行政院原子力エネルギー委員会サイトより)

日本の学者2名は今年8月末と9月初めに離島・蘭嶼で行った全島環境調査で、放射線量が比較的高い場所が10ヶ所あまりあり、放射能汚染の可能性が高いと指摘した。朗島小学校、ゴミ捨て場、放射性物質貯蔵場の排水口が最も深刻だという。行政院原子力エネルギー委員会(原能会)は17日、与野党の立法委員及び関連部門の人員ら20人と共に、台湾電力株式会社が蘭嶼に設ける放射性廃棄物貯蔵場の検査、並びに同島全体での環境放射線の測定を実施。結果は異常なしだった。

一行は10台の環境放射線測定器で放射線量を測定した他、原能会では核種分析機能(放射性物質の特定ができる)を持つ、携帯型の設備2台も携行した。放射線測定器で測量した結果、いずれも自然レベルの範囲内で、異常な状況は見つからなかった。

原能会ではまた、11月に非政府組織の「財団法人原子力エネルギー情報センター(Nuclear Information Center)」を通じて日本の福島第1原子力発電所の事故で環境調査を行った専門家を招き、台湾の学者、原能会の人員と蘭嶼における放射性廃棄物貯蔵場での放射線調査を行うとしている。

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