欧州復興開発銀行（EBRD）が発行する季刊誌「Trade Exchange」はこのほど、台湾の経済力や貿易の実力、主要産業、台湾系銀行の貿易金融業務などを大きく報道した。この雑誌はEBRDが発行する唯一の対外刊行物。
報道では、スマートフォンの宏達国際電子（HTC）や、パソコンの宏碁（エイサー）と華碩電脳（ASUS）、マザーボードの技嘉科技（ギガバイト・テクノロジー）といった世界的なブランドを例に挙げ、科学技術や情報産業など、台湾の主要産業の競争力を強調した。また、安定的で成熟した台湾の金融機関の体質も紹介した。
さらに、台湾銀行とベラルーシのBelarusky Narodny銀行が、先ごろ完了した貿易為替業務をモデルケースとして、台湾系銀行の貿易金融業務を紹介、EBRDの支援対象国の銀行に向け、台湾系銀行との協力を奨励している。