2024/05/08

Taiwan Today

経済

日本のフジミ.、ナミックスが新竹サイエンスパーク銅鑼区に工場新設

2012/10/29
銅鑼パークにおけるフジミインコーポレーテッドの新工場。(経済部サイトより)

日本の半導体研磨材大手のフジミインコーポレーテッドと電子化学材料メーカーのナミックスが、台湾中北部の苗栗県にある新竹サイエンスパーク銅鑼パークに工場を新設。

フジミインコーポレーテッドは29日に新工場の落成式を行う。投資額は10億台湾元(約27億2450万日本円)で、約40人分の雇用機会をもたらす。同社は半導体製造プロセスにおける研磨材で世界的に有名。このほど、台湾の半導体産業が世界の要衝としての地位にあり、ハイエンドの電子材料への需要が旺盛であること、そして台湾の半導体企業の多くが同社の顧客であることに着目して台湾への投資を決めた。

一方、ナミックスは26日、同パークで工場の起工式をおこなった。同社にとって、二つ目の海外生産拠点となる。同社の小田嶋社長は、台湾の完備された半導体産業クラスターと発達した電子産業が台湾での工場新設を促したと説明、工場設置によって顧客により近いところでサービスが出来るようになる他、生産拠点の分散で東日本大震災後の新たな趨勢に対応すると述べた。

行政院世界ビジネス誘致合同サービスセンターによると、台湾の半導体産業の2011年の生産額は1兆5610億台湾元(約4兆2529億日本円)で、今年は1兆6000億元(約4兆3595億日本円)の見通し。一部の生産設備はすでに28ナノメーターの製造プロセスで半導体を生産している。生産能力と製造技術のいずれも世界レベルに達している。

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