2024/05/04

Taiwan Today

経済

台日タオル産業架け橋訪問団が日本へ

2012/10/30
台湾のタオル産業は政府によるサポートと自助努力により変革中。日本との交流にも意欲的。(雲林県サイトより)

台湾・日本紡織産業クラスター架け橋訪問団の一行25人が29日から6日間の日程で日本を訪問している。タオル産業での交流を主な目的としている他、靴下メーカーや和服の展示販売の流通業者も訪ねる予定。

訪問団は、愛媛県今治市産業部、四国タオル工業組合、丸栄タオル株式会社などと「台日タオル産業架け橋会議」を開き、タオル産業での技術やデザイン、製品や市場に関する情報面で交流する。また、愛媛県産業技術研究所の繊維産業技術センターを訪問して産業技術を実地で視察、タオル美術館でタオル製品のデザイン力とビジネスモデルを学ぶ。

さらには兵庫県南あわじ市の靴下産業クラスターを視察、同市役所と株式会社ユイを訪ねて交流ルートを築く。また、京都では西陣織会館を訪問する。

台湾のタオル産業では約70%が雲林県虎尾鎮に集中しており、産業クラスターが形成されている。政府が中国大陸製のタオルに対して反ダンピング税を課すと共に、タオルメーカーに対しては指導と資源を提供、メイド・イン・タイワンのマークを推進するなどの措置をとる中、台湾のタオル産業は近年、技術の向上に励んでおり、産業の変革に向けての成果が見え始めている。

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