国際青年会議所（JCI）の年次総会、第67回JCI世界会議台北大会が18日から23日まで台北市で開催されている。台北での開催は29年ぶりで、世界100カ国から8,500人の青年会議所の代表や青年リーダー、青年企業家が台北に集結している。JCI世界会議は1972年と1983年にも台北市で開かれており、今回が3回目。台北はこれまで3度にわたり開催都市となった世界唯一の都市。
台北市観光伝播局によると、JCI世界会議は19日から22日にかけ、2010年国際花博覧会の会場となった争艶館で見本市を開催。100カ国のブースが出展し、「クラウドコンピューティング」や「バイオメディカル」、「グリーンエネルギー・エコロジー」、「アントレプレナーシップ（起業家精神）」などをテーマにした展示を行う。時間は午前9時から午後5時まで。また、20日には国際傑出青年賞授賞式（JCI The Outstanding Young Persons Ceremony）や、台北市議会で「民選議員国際フォーラム（JCI International Elected Representative Forum）」などを開催する。19日正午には台北賓館で歓迎レセプションが開催された。
JCIは1915年の米国セントルイスでの青年活動を起源とし、1944年には中米を含む8カ国の組織に発展した。その後も加盟国は年々増加し、現在の会員数は17万人以上。毎年11月に世界会議を開催している。