2024/04/30

Taiwan Today

経済

10月の海外受注が連続成長、単月で過去2番目の高額に

2012/11/21
台湾の海外受注は徐々に回復し、単月ベースでは高水準に。(中央社ニュースサイトより)

経済部統計処が20日に発表したところによると、台湾の今年10月における海外受注額は383億8000万米ドルで、10月単月では過去2番目の多さとなった。前年同月比では3.2%の増加で、受注は2ヶ月連続で成長。

経済部では、精密機器、プラスチック、機械などの産業の受注額がいずれも前年同月比でプラスになっていること、欧米のクリスマスの消費シーズンが近付いていること、スマートフォン、タブレットPCの業者が新製品を発売していることなどから、今年下半期の海外受注は月を追うごとに徐々に増える傾向にあると説明。10月における電子製品の受注金額は89億5000万米ドルで、単月では過去最高だった。

特に米国、欧州、アセアン(東南アジア諸国連合)6ヶ国、日本からの受注が9月に比べて著しく伸びたことが注目される。米国からの受注は97億1000万米ドルで、10月としては過去最高。単月ベースでの過去最高は9月から2ヶ月連続。米国は10月、台湾にとって最大の受注先となっている。

日本からの受注額は36億5000万米ドルで、9月より2億7000万ドル増。品目別では情報通信製品がもっとも大きく伸びた。

また、アセアン6ヶ国からの受注額は43億米ドルで、前年同月を14%上回った。3ヶ月連続の二桁成長。10月は情報通信製品が前年比で最も成長、8%の増加となっている。

一方、世界経済の回復ペースが鈍いことに加え、米国の財政問題や欧州の信用不安など不確定要素も存在しており、ファンダメンタルズが安定を取り戻すにはさらに1、2年かかるとの見方も。

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