2024/05/04

Taiwan Today

経済

屏東県がIBMの「世界スマートな都市」に入選

2012/11/26
屏東県の曹啓鴻県長(知事:中央)は、IBM台北のPR部門の陳慧純氏(左)らと、「スマートな都市」入選を報告。(中央社)

コンピューター関連のサービスや製品を提供する国際的な企業のIBMはこのほど、2013年の世界の「スマートな都市(Smarter Cities Challenge)」プログラムの支援都市として世界31都市を選出。中華民国(台湾)からは、「再生エネルギーの革新的運用計画」を提出した、台湾最南端の屏東県が唯一入選した。また、先ごろWHO(世界保健機関)の「健康都市」に認定された、台湾北部の新北市は、「科学技術防衛都市」という提案で、2012年度のIBMの同プログラム支援対象に選ばれている。

IBMでは来年、同社の世界各地の異なる部門から6人の高級幹部と産業の専門家を屏東県に派遣、3週間かけて、屏東県を「スマートな都市」とする設計図をまとめる。

同社の「世界スマートな都市」計画は、IBMの企業市民(Corporate Citizen)部門が2011年から3年を期限としてスタートさせた、企業による還元プログラムの一種で、まもなく3年目。世界100都市を対象に、環境保護、健康、財政、治安などの面で協力すると共に、科学技術と発明の応用、もしくはプロセスの質の向上などによる「スマートな都市」建設の設計図を提示するという。

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