台湾最南端の屏東県の車城郷に位置する国立海洋生物博物館で導入された、屋根利用の太陽光発電システム「ソーラールーフトップ太陽光発電建築モデルシステム」が1日に運用を開始した。このシステムの外観はクジラ型で、世界初、世界唯一のユニークなもの。
このクジラ型の太陽光発電システムは、BIPV (建物一体型太陽光発電)式で、太陽光パネルで建物の外側を覆っている。年間発電量は、一般家庭8,000世帯の1日分の電力使用量に相当する、9万4,000キロワット時(kWh)で、博物館での利用に供する。経済部によると、BIPV式の太陽光発電システムのうち、同館のようなユニークな形状のものはこれまで世界でもなかったという。