2024/05/06

Taiwan Today

経済

台湾学生の理科の学力は世界2位、読書力は9位

2012/12/12
台湾の子供たちの学力は数学や理科で優秀。しかし、学習意欲の低さや自信不足などの問題も。(新竹県政府サイトより)

教育部と行政院国家科学委員会は11日、国際教育到達度評価学会(The International Association for the Evaluation of Educational Achievement:IEA)の行う、2011年の「国際数学・理科教育動向調査(Trends in International Mathematics and Science Study:TIMSS)」と、「国際読書力調査(Progress in International Reading Literacy Study:PIRLS)」に参与した結果を公表した。

TIMSSでは小学4年と中学2年の学生を対象に、数学と理科の領域での学習成果を調査。中学2年の数学は世界3位、理科は2位。小学4年は数学4位、理科6位だった。PIRLSは2006年の22位から9位に躍進、初めて上位10位入りを果たした。

TIMSSにおける数学のポイントではいずれも、日本やフィンランド、アメリカなどの先進国を上回る顕著な進歩が見られた。理科の面では中学2年は世界2位。2011年での平均得点は564ポイントで、小学4年も世界6位だった。

PIRLSは2011年に9位に躍進、平均得点は553ポイントだった。2006年に比べて順位は13位、平均得点は18ポイント上昇した。

しかし、調査の結果、数学と理科、読書に対する問題として、学生の意欲の低さ、自信不足、都市部と地方のギャップなどが明らかになった。教育部はこれらの問題について、学校図書購入の補助、教師の能力向上、都市部と地方の格差改善、「12年国民基本教育政策」の全面的な始動などで対応していくとしている。

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