中華民国証券業同業組合は12日、BRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国大陸、南アフリカ）の一つ、インドの証券取引所会員協会（ANMI）と協力覚書（MOU）を交わしたと明らかにした。同組合は2007年からこれまでに、日本、韓国、ドイツ、オーストラリア、イギリス、香港、イタリアなど13の国・地域の証券業団体とMOUを交わしており、インドは同組合にとってMOUを締結する14番目の国・地域となった。
同組合によると、主な協力項目は証券業及び証券市場に関する法規などの情報交換のルート構築、効率的な取引を進めるためのメカニズムの確立、証券会社の自己管理機能強化と投資家に対する教育面での協力などで、双方は必要に応じて問い合わせたり、協力したりして、共に関心を持つ問題の解決を図る。
ANMIはインドで最も代表的な金融団体で、インドの二大取引所であるボンベイ証券取引所（Bombay Stock Exchange Limited：BSE）、インド国立証券取引所（National Stock Exchange of India Limited：NSE）をはじめとする合計900の会員を擁する。