2024/05/02

Taiwan Today

経済

中央銀行、外貨決済プラットフォーム構築へ

2012/12/20
中央銀行の彭淮南総裁(左から2人目)は国内における「外貨決済プラットフォーム」を整備すると表明。(中央社)

中央銀行の彭淮南総裁は19日、国内における「外貨決済プラットフォーム」を整備すると表明した。このプラットフォームを通じて米ドルや人民元など外貨の決済を行うことができ、外国為替取引がよりスピーディーになるとともに、経費もより低く抑えられ、金融活動の効率向上が期待できる。

彭総裁は、台湾には米ドル決済銀行の兆豊国際商業銀行(メガバンク)と、人民元決済銀行の中国大陸の中国銀行台北支店という外貨決済銀行2行があると指摘。外貨決済プラットフォームでは、扱う通貨をユーロや日本円などにも拡大する考えを示した。プラットフォームが構築されれば、すべての銀行がこれを通じて外貨資金の決済を行えるようになる。また、通貨の別によって、米ドルは兆豊銀、人民元は中国銀行台北支店というように、それぞれの決済銀行を通じて決済されることになる。

国内における外貨決済プラットフォームの構築は、国内での外貨決済が可能になることを意味する。これにより、企業や個人に、外貨資金をリアルタイムで調達することのできるプラットフォームが提供され、手続きなどのコストを低減すると同時に、資金受け渡しの所要期間を短縮することができる。

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