中央研究院と、スイスの大手製薬・バイオテクノロジー企業であるノバルティス(Novartis AG)のバイオ医学研究センター(NIBR)は19日、「展開医療」(Translational medicine)をテーマに「2012年台湾・スイス・バイオ医学シンポジウム」を台北で共同開催すると共に協力覚書を交わした。
向こう5年間有効の同覚書の主な内容は、毎年実施している「バイオ医学シンポ」や「国際バイオテクノロジー・エリート養成キャンプ」などの学術交流を継続すること、中央研究院による計画のうち開発の可能性が高い新薬について、少なくとも18ヶ月に一度、双方による総合的評価と討論を行うこと。さらに、ノバルティスがアメリカ、スイス、中国大陸の上海、シンガポールなどに設ける研究センターでの研究に、中央研究院から毎年2人の科学者を招くことなど。
ノバルティスはヘルスケアにおける世界的リーディングカンパニーで、時価総額で世界上位25位に入る。スイスで首位、世界でも上位5位の製薬会社。