経済部は20日、11月の輸出受注額が前年同月比11.1％増の407億3,000万米ドルで、単月として過去最高を記録したと発表した。また、これを受け年初からの累計（1～11月）は、0.4％増のプラス成長に転じた。
輸出受注を品目別にみると、情報通信製品と電子製品、精密機器の主要3品目が、スマートフォンやタブレット型パソコンなどの新製品の力強い需要に支えられ、目立った増加をみせた。受注先別に分析すると、米国、欧州、東南アジア諸国連合（ASEAN）主要6カ国からが軒並み単月で過去最高を記録した。
経済部は今後について、米国の「財政の崖」問題や、欧州債務問題などについて解決策が積極的に模索されていることが、国際貿易の活力の回復につながり、輸出受注は安定傾向に向かうとの見通しを示した。