経済部知的財産局（TIPO）とアメリカの特許商標庁（USPTO）は21日、昨年（2011年）9月1日から試験的に実施してきた「台米特許審査ハイウェイ（ＰＰＨ）プログラム」の成果が良好であることから、双方はこれを継続し、正式な施行に移すことを決めたと共同で宣言した。
PPHプログラム施行により、アメリカで最初の特許申請を行った出願人が、その後、優先権を主張して台湾での発明特許を申請した場合、USPTOが請求項のうち1つでも特許を認めれば、TIPOに審査の加速を要求することが可能になる。台湾で最初の特許申請が行われる逆のケースも同様である。
アメリカは台湾での特許申請件数の最も多い国。昨年は7715件に達した。昨年9月1日のPPHプログラム試行以来、今年10月末までにTIPOが受理したPPH申請件数は226件で、最初の回答は1.5ヶ月後、PPH申請から最終的な決定までの時間は平均で3.2ヶ月となっている。