台湾中部、雲林県の私立環球科技大学は24日、薬用植物を原料とした新薬(APai)の研究開発を受託することで、マレーシアのBioAlpha International社と契約した。1億台湾元(約2億9,200万日本円)の研究費を投じ、5年をかけ開発に取り組む。
BioAlpha社の説明によると、「大地の胆汁(Bile of Earth)」とも呼ばれるAPaiを最初の研究対象とし、環球科技大学に5年間のマレーシア薬用植物新薬開発計画を委託。有効性や安全性を前臨床試験で評価したのち、米国の第1相臨床試験(治験)の申請までを当初の目的にする。引き続き、必要な関連治験を進め、商品化、発売までを視野に入れている。