パネル大手の友達光電(AUO)は9日、日本のソニーと共同で開発した有機EL(OLED)のテレビ向けパネルを、米ラスベガスで現在開催中の米家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で発表した。AUOによると、会場で展示されている、2社共同開発のパネルを使ったソニーの56インチ有機ELテレビは、サイズが世界最大であると同時に、世界で初めてフルハイビジョン(フルHD)の約4倍の高解像度の映像を表示できる4K(3,840×2,160)に対応する。
有機ELテレビは、次世代の薄型テレビとして期待され、液晶テレビより本体が薄く、消費電力を抑えられる。また、展示されているテレビはこれまでにない高精細画像を実現している。AUOはこのほか、超大型テレビの将来性を好感し、4K対応のスーパーハイビジョン向け液晶パネルも複数出展する。