2024/05/04

Taiwan Today

経済

工業団地に蒸気供給センター設置、エネルギー統合進む

2013/01/15
経済部工業局は、台湾南部の高雄市にある工業団地、永安工業区に、区画内専用の蒸気供給センターを設置した。(高雄市政府サイトより)

経済部工業局は、台湾南部の高雄市にある工業団地、永安工業区に、区画内専用の蒸気供給センターを設置した。同局による工業団地内のエネルギー・ミックスによる新たな供給モデルで、国内初の試み。同工業区に入居する企業は、水道を使うような手軽さでエネルギー源として蒸気を利用することができる。早ければ年内にも、区画内すべての蒸気供給システムの整備作業を終える。

工業局の統計によると、2012年末までに、重点的に推進する工業団地と産業クラスターについて、58項目のエネルギー資源の供給を実質的に統合している。具体的には蒸気、窒素、二酸化炭素、廃フッ化水素酸、廃硫酸などで、エネルギー資源の循環利用量は年間約170万3,000トンに達している。これにより、抑制できた温室効果ガスの排出量は年間約24万トン、経済効果は約18億6,000万台湾元(約57億1,260万日本円)と見積もっている。

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