フランスのカンヌで開催されるカンヌ国際映画祭の並行部門「監督週間」は今年、5月16日の開幕当日、台湾の映画監督4人と、海外の映画監督4人がそれぞれペアで制作したショートフィルムを上映する。台湾の映画監督が制作した作品が、同映画祭のコンペティション部門以外で、オープニングフィルムとなるのは今回が初めてとなる。
「監督週間」は、同映画祭と並行して行われる独立した部門で、1968年にフランス映画監督協会が母体となって設立。このほど、「台北市電影(映画)委員会」が、監督週間と共同で、台湾と海外から各4人ずつ、計8人の若手監督を選出。うち台湾から1人、各国から1人の形でペアを組み、2月25日から3月15日にかけ、台北で15分のショートフィルムを撮影、制作する。これら4作品が5月16日の監督週間の開幕当日に世界初上映される。