アジア太平洋経済協力（APEC）ビジネス諮問委員会（ABAC）の今年度第1回目の会合が20日から23日まで、フィリピンのマニラで開催される。また、インドネシアのジャカルタで2月6日と7日の両日、今年度の「第1回高級実務者会合（SOM1）」が開かれる。外交部は17日、両会合に出席する代表団を派遣すると表明した。
外交部によると、ABAC代表団は各メンバー経済体の代表団と意見交換を行い、地域経済統合や、インフラ開発および持続可能な成長の推進、中小・零細企業の発展と起業家精神の促進、金融市場の発展と統合の推進といった、ABACでの優先議題について討議を行う。
一方、インドネシアで行われるSOM1に出席する代表団は、同会合でAPECの各メンバー経済体代表団と、今年のAPECで優先事項となっている3つの分野について話し合う。3つの優先分野は、世界貿易機関（WTO）新多角的貿易交渉（ドーハ・ラウンド）の妥結を目指す「ボゴール目標の達成（Attaining Bogor Goals）」、「公平性と持続可能な成長の実現（Achieving Sustainable Growth with Equity）」、「連結性の強化（Promoting Connectivity）」となっている。