経済部の最新統計によると、2012年12月の輸出受注額は393億9,000万米ドルで、12月としては過去2番目の高水準だった。また2012年通年の輸出受注額は4,410億1,000万米ドルで、過去最高を記録した。経済部によると、世界経済はいまだ不確定要素がぬぐえないが、各国が経済振興策に前向きに取り組んでいること、新興国でのモバイルデバイスの需要が際立って伸びる傾向にあることで、今年の受注状況は昨年より比較的よいものになると予想される。
2012年通年の輸出受注額について、受注品目別で見てみると、多い順に情報通信（IT）製品、電気・電子製品、精密機器が上位3位を占めた。この3品目はすべてそれぞれ過去最高を記録した。仕向け国・地域別では、米国、欧州、東南アジア諸国連合（ASEAN）主要6カ国からの受注額が軒並み過去最高となった。特にASEAN主要6カ国の成長の早さが際立った。一方、日本からの受注額は404億ドルで、前年比で5.6％の減少となった。