2024/04/29

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経済

国立故宮博物院の南部分院、嘉義県で着工

2013/02/07
台湾中南部の嘉義県で6日、国立故宮博物院の南部分院となる、南部院区博物館のくわ入れ式が、馬英九総統(右)により行われた。(総統府ニュースリリースより)

台湾中南部の嘉義県で6日、国立故宮博物院の南部分院となる、南部院区博物館のくわ入れ式が、馬英九総統により行われた。2015年末のプレオープンを目指す。馬総統はくわ入れにあたり、南部分院では、故宮博物院が所蔵する文物を必ず展示するとの方針を示した。また、台日の文化交流が密接であることから、日本の博物館を招待して展示を行う可能性もあると述べた。

故宮博物院は、南部分院について、ハードである建築物の工事を集中的に進める一方で、2015年末の開催を目指すオープニング展示の企画にも積極的に取り組む方針を示した。それぞれ「仏陀の姿―アジア仏教芸術の美(所蔵作品展)」、「錦繍とりどり―アジア織物衣料展(所蔵作品展)」、「草木人情―アジア茶文化展」、「イスラム玉細工工芸品特別展(所蔵作品展)」、「土から金へ―明代青花磁器展(所蔵作品展)」、「満帆東来―日本・伊万里焼特別展」、「11~13世紀の高麗王朝青磁特別展」、「嘉義発展史展」の8つの展示となっている。

故宮博物館によると、敷地面積70ヘクタールの南部分院は、世界水準のアジアの芸術・文化博物館との位置付け。今後、地元の嘉義の文化財のほか、インドやペルシャ、日本、韓国などの作品も収集する計画だ。

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