2024/05/06

Taiwan Today

経済

工研院、「快速色域測定技術」の開発に成功

2013/02/08
「快速色域測定技術」は液晶ディスプレイの画質向上に大きく寄与するもの。(行政院環境保護署サイトより)

財団法人工業技術研究院(工研院)は7日、「快速色域測定技術」の開発に成功したと発表。従来の方式に比べて測定速度を約10倍アップ、色相と彩度、明度の測定と調節を同時に行える他、調節に関する情報と記録を即時に提供することで、操作する者は調節とシンクロしたフィードバックが得られる。

工研院では国内のメーカーが液晶ディスプレイの画質を向上させるのに協力しており、最近、「台湾精品奨(台湾エクセレンス賞)」を受けた、奇美(CHIMEI)による「立体色域LXシリーズ」のマルチメディアディスプレイは工研院の「快速色域測定技術」と結びついて出来たものである。

また、日本の「日刊工業新聞」は4日、工研院は「日本の産業技術総合研究所の台湾版だ」と紹介。同紙は、工研院は研究開発力を有する他、台湾、中国大陸、東南アジアの企業もしくは市場に関する情報を常に把握、それぞれのプロジェクトのニーズに応じて最適な企業を紹介するなど、半官半民の団体ながら日本のイノベイティブな企業や中小企業が支援を求める対象になりつつあると報じた。

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