財政部は7日、今年1月の税関輸出入貿易統計の速報値を発表した。統計によると、貿易総額は508億8,000万米ドルに達し、うち輸出が256億7,000万米ドル、輸入が252億米ドルだった。貿易黒字は4億7,000万米ドル。輸出を仕向け地別でみると、中国大陸(香港含む)、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国、欧州連合(EU)、米国、日本の5大仕向け地が全面的に成長の動きをみせている。経済部は、今後の輸出情勢について、回復傾向に向かうとの見通しを示した。
財政部によると、1月の輸入のうち、農工業原料と設備が際立って伸び、過去1年の最高近くに達したとともに、消費財も過去最高を記録した。同部は輸出と設備投資の需要が徐々に強まると同時に、民間消費のけん引力も回復の兆しをみせていると分析した。
一方、中央銀行は7日、同銀が構築する国際銀行間通信協会(SWIFT)の国際標準に合致する外貨即時決済システムが3月にも業務をスタートするとの見通しを示した。