教育部は7日、今後4年間で9億台湾元（約28億2,780万日本円）以上を投入し、デジタル学習計画を全面的に推進すると宣言した。次世代の光通信による100Gネットワークの構築や、学校内での無線ブロードバンド通信の推進などが盛り込まれている。また、「大規模公開オンライン講座（MOOCs、Massive Open Online Courses）計画」もスタートさせ、教育デジタル化時代の到来に対応するとしている。
教育部は、将来的に台湾の基幹回線網（バックボーン）について、データ転送速度を現在の10Gbps（ギガビット毎秒）から、次世代の光通信による100Gbpsに強化すると表明。4年間で、学校の教室内の無線ブロードバンドネットワークのカバー率を現在の30％から、95％にまで引き上げるとしている。
また、クラウド上での学習リソースの統合にも取り組むとともに、「MOOCs計画」を推進する。産官学が共同で開発に取り組み、将来的には教育部のさまざまな人材育成計画にもこれを広げたいとしている。