台湾出身で世界的に活躍する映画監督、アン・リー（李安）監督は24日（現地時間）、最新作の『ライフ・オブ・パイ／トラと漂流した227日』で、米映画芸術科学アカデミーの第85回アカデミー賞・最優秀監督賞を受賞した。同作品は、最優秀監督賞のほか、最優秀撮影賞、最優秀視覚効果賞、最優秀作曲賞も受賞し、合計4部門での最優秀賞受賞となった。
リー監督は受賞式で、台湾への感謝の言葉を述べただけでなく、「台湾の協力がなければこの作品は完成できなかった」と語った。馬英九総統はリー監督の受賞を受け、外交部を通じて祝電を送り、「リー監督が『ライフ・オブ・パイ』でアカデミー最優秀監督賞を獲得したことは、国民にとっも光栄なことであり誇りである。リー監督は台湾の栄誉である」と祝福の言葉を伝えた。