2024/05/05

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経済

中国語による送金為替プラットフォーム、7月にも運用開始へ

2013/03/06
金融監督管理委員会は、銀行間の外為決済を集中して行う「外貨決済プラットフォーム」の運用を1日から開始、7月からは両岸間での中国語による送金為替も可能になる。(中央社ニュースサイトより)

行政院金融監督管理委員会(金管会)は5日、銀行間の外為決済を集中して行う「外貨決済プラットフォーム」が1日から運用を開始したと発表した。7月にはさらに「大中華区跨境中文匯款平台(台湾海峡両岸間中国語送金為替プラットフォーム)」の運用を開始し、両岸間で中国語による送金為替が可能になる。

「外貨決済プラットフォーム」と、「大中華区跨境中文匯款平台」はともに、行政院による「両岸の特色を備えた金融業務発展計画」の内容として位置付けられている。金管会によると、「外貨決済プラットフォーム」が構築されたことで、国内の金融機関は送金為替の際、国外の為替銀行で外為処理を行うという手順を踏むことなく、かつ全額が当日送金できる。また、「外貨決済プラットフォーム」は即時グロス決済(RTGS)方式を採用しているため、金融機関の資金決済リスクを低減することができる。

金管会によると、「外貨決済プラットフォーム」は7月にも人民元の送金為替業務を開始する。将来的には各外貨の決済行での体制整備スケジュールに歩調を合わせながら、段階的にその他の通貨別の決済業務も手掛ける計画としている。金管会はまた、両岸間の中国語による送金為替の枠組みの内容検討を進めている。

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