中央銀行は15日、2012年第4四半期における、国内銀行の国家リスク統計を発表した。この統計によると、2012年12月末次点の国内の銀行（OBU＝国際金融業務支店、および国外拠点を含む）の国際債権（International Claims）総額は2,187億7,000万米ドルで、前期末から4.24％増加した。主にコールローンと国外への貸付の増加が理由。
中央銀行によると、国内の銀行による直接リスクベースの国際債権残高の上位10カ国（地域）は順に、ルクセンブルク、米国、中国大陸、香港、英領西インド諸島、英国、ケイマン諸島、シンガポール、オーストラリア、アイルランドとなっている。
国際債権は国内の銀行（OBUおよび国外拠点を含む）による非本国居住者に対するリスク移転をしていない債権のこと。預金・貸付およびコールローン、海外投資などが含まれる。