2024/05/06

Taiwan Today

経済

台南のティラピア養殖業者が「水産物のエコラベル」取得

2013/04/22
台南市の養殖業者12人と水産加工業者2社が、台湾鯛(ティラピア)の国際認証で、「養殖水産物のエコラベル」とも言われる「ASC-ISRTA」を取得した。(国立海洋生物博物館サイトより)

行政院農業委員会漁業署は、台南市の南瀛養殖生産協会に所属する養殖業者12人(稚魚養殖場1カ所を含む)と水産加工業者2社が、台湾鯛(ティラピア)の国際認証で、「養殖水産物のエコラベル」ともいわれる「ASC-ISRTA(Aquaculture Stewardship Council-International Standard for Responsible Tilapia Aquaculture)」を取得したと発表した。台湾の水産養殖・加工のサプライチェーンがこの認証を受けたのは初めて。

漁業署によると、水産養殖管理協議会(ASC)は2010年に、世界自然保護基金(World Wildlife Fund、WWF)とオランダの持続可能な貿易を推進する団体IDH(Dutch Sustainable Trade Initiative)によって設立された。主に持続可能な漁業を推進するための評価基準の制定を担い、自然nに対する責任を負うよう水産養殖業を管理する制度を構築。今回取得したティラピアに関する認証では、養殖用水、水質、飼料、疾病、養殖動物の福祉、環境・社会との調和、労働人材の7大項目(検査基準61項目が含まれる)が定められ、検査基準61項目すべてに合致して初めて、ASC-ISRTA認証が与えられ、生産物にASCマークを表示できる。世界でこのASC認証を持つティラピアの養殖場は24カ所しかなく、今回の認証で台湾が半数を占めたことになる。

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