2024/05/09

Taiwan Today

経済

太陽系外縁の星食現象調査、台・米・墨が協力

2013/05/10
中央研究院は9日、メキシコおよび米国の研究機関と協力し、太陽系外縁の星食(掩蔽=えんぺい)現象の調査に取り組むと発表した。(中央研究院提供、中央社)

中央研究院は9日、メキシコおよび米国の研究機関と協力し、太陽系外縁の星食(掩蔽=えんぺい)現象の調査に取り組むと発表した。このため、メキシコの国立天文台に口径1.3メートルの自動天体望遠鏡3基を2年以内に設置し、大規模な調査に乗り出す。

星食とは、天体が運行中に、別の天体を覆い隠す現象。台湾は2005年から米国と「台米星食計画(Taiwan American Occultation Survey、TAOS)」に着手、今回のメキシコを加えた研究は後続の「TAOS-2(Transneptunian Automated Occultation Survey)」と位置付けられている。調査は中央研究院の主導で行われ、観測の感度は100倍に向上する見通し。また、中央研究院が米国と共同で開発した高速高感度カメラが2015年にも望遠鏡に取り付けられ、2016年には全面的に稼動する。

ランキング

新着